歯磨き粉に含まれるフッ素にう蝕予防効果を認める事はすでにご存知と思います。 フッ素の効果は主に3つあります。
@酸により溶けた歯の表面の修復が早くなる(再石灰化) A再石灰化された歯はフッ素の力により更に硬くなる(歯質強化) Bう蝕細菌の活動性を抑制する。(抗菌作用)
今まで日本の歯磨き粉に含まれるフッ素濃度は950ppmを上限とされてきましたが、それではう蝕予防効果はやや低かったと思います。 しかし今年度から国際基準(ISO)にのっとたより高いう蝕予防効果を認める1500ppmまで認められました。 これはう蝕予防先進国であるスウェーデンと同レベルになります。 では実際、どの位の濃度を、どの位の量で、いつ使えばいいのでしょうか? 使用における注意点 @年齢により濃度を使い分ける6歳未満は高濃度のフッ素を摂取しすぎる と歯に白い斑点を生じることがあるため6歳未満はこれまで同様500ppm を使用しましょう。 A毎日使い、就寝前の使用が理想的 フッ素を口腔内に取り込んだ場合なるべく長い時間お口の中に留まっ てほしいので唾液の少ない就寝前の使用が理想です。 B大人は2センチ、6〜15歳未満は1センチの量で、すすぐお水の量はお ちょこ一杯程度で十分です。
当医院では色々なフッ素入り歯磨き粉、フッ素入り洗口剤等とご用意しております。 ご質問等はどうぞスタッフにお聞きください
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