当医院では、一般的な歯科治療で行われる診査以外にセファロ写真により顎顔面骨格の診査、顎機能咬合解析システム〜キャディアックスによる顎関節の状態、及び 口腔内模型を半調節性咬合器に装着し現在の咬み合せの状態等をそれぞれ総合的 判断してその診査結果を報告して、患者さんに治療方法を選択していただくようにしております。
歯科医院の検査だとお口の中だけを見がちですが、人はそれぞれ顔面の骨格パターンが異なり(例えば平均的な人、前歯が出てる人、受け口の人、開咬の人etc)それぞれに 特徴があります。更に人により咬み合せの負担が強すぎた場合、顎関節に症状が出る方、筋肉に出る方、歯に出る方、歯を支えてる骨に出る方はその人その人による異なります。
また、顎関節に全く問題の無い方もいれば、痛くはないけどカクカク音がする方、 お口を開ける際に大きく右か左にずれる方等それぞれです。
これだけ人により異なるのにいきなり「この歯の無い部分はこう治しましょう」と診断するのは無理だと思います。そのために当医院では総合的顎機能診断をおこなっております。 特に以下のような方にお勧めです。
@多数の歯を喪失している方
A顎関節に問題のある方
B歯並びが悪い方 などです |
1 頭部X線規格写真(セファロ撮影)
| まず、患者さん固有の顔面骨格の特徴を把握します。 |
2 顎関節写真撮影
| 長期間、顎関節に負担のかかる咬み合わせだと、顎関節の骨が変形することがあります。 |
3 アキシオグラフ
| この診査器具は、顎関節の動きをコンピューターにより計測し、現在の咬み合せが筋肉と歯と顎関節と 調和しているか観察し、更にはこの記録をもとに治療目標の咬む位置を想定します。 また、計測された数値を咬合器にインプットすることにより被せ物やインプラントなどの歯の角度を患者さん固有のものと調和せしめることが可能です |
| 現在のお口の模型を、咬合器という装置に装着し診査をします。当医院で使用する咬合器は半調整性咬合器といい、平均値を組み込まれてる咬合器(全て平均値が入力され患者さん個人の特徴は入力できない)と異なり、アキシオグラフから得られたお口をあく際に動く顎の角度等をそれぞれ入力して診査をしたり、人工物を製作するようにしております |
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歯軋りは人間にとってストレスに対する対抗する生理的行為といわれています。すなわち全ての人が睡眠時に多かれ少なかれ歯軋りをしていることになります。
患者さんによっては『私は歯軋りはしてません!だって 音がうるさいと言われた事がない』とおっしゃる方がよくおりますが、歯軋りの70%は音がしないと言われております。
ポイントは質の良い歯軋りなのか歯・骨・筋肉・関節に ダメージを与える歯軋りなのか見極める事が必要です |
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