皆様は日頃「良い眠り」をしていますか?良い眠りとは睡眠時間ではなく、眠りの質の問題です。最近、睡眠時無呼吸症候群という名前を耳にした事があると思います。
一体どうゆう病気なのでしょうか?また「いびき」とはどのように関係して、これにより皆様の生活、体調に関与するのか、更には重篤に進行した場合、多種の成人病を誘発し生命に関わるかも説明したいと思います。 |
いびきとは寝ている時に舌の沈下により気道が圧迫される事により狭くなり 呼吸がしづらくなることにより、発生します。
いびきは病気の名前ではなく、睡眠時無呼吸症候群という病気の症状の一つです
いびきは本人に自覚症状を認められませんが、 ベッドパートナーや旅行先で同室する方々にはたまったものではありません。
では実際にいびきをかいてる人の体には何がおきてるのでしょうか?
1. |
「いびきは自分で自分の首をしめているようなもの・・・」
いびきにより呼吸がしずらくなると、体内に取り込まれる酸素が減少し更には炭酸ガスを体外に排出する機能が低下して以下の様な悪影響を及ぼします。 | |
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体内酸素量が低下して二酸化酸素が増加すると、血液が酸性に傾き血糖値をコントロールするインスリンの分泌が悪くなり・・・→糖尿病に繋がります。 | |
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体内酸素が不足して二酸化炭素が増加すると循環器、呼吸器にも負担かけるので・・・ →心筋梗塞、心不全、突然死につながります。 | |
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| B | 酸素不足で脳内の酸素が不足すると・・・→脳卒中や脳梗塞に繋がります。 | |
2. | いびきが引き起こす社会的影響 | |
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| @ | 周囲の人に迷惑をかける | |
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| A | 熟睡出来ず頭がすっきりしない
いびきをかく時は実際は熟睡していないのです。 | |
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| B | 集中力がなく、意欲が減退する。 | |
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| C | 物覚えが悪くなり、忘れっぽくなる。 | |
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| D | 急激な眠気に突然襲われる。 | |
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| E | 血液や、脳、肺などが酸素不足に陥り、様々な疾病を誘発しやすい
例えば、高血圧、心不全、心筋梗塞、不整脈、糖尿病、脳梗塞、脳卒中など。 | |
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| F | 精力が減退し、男性は性的機能不全になりやすい。 | |
3. | 治療法 | |
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| @ | 肥満、生活習慣の改善
食事療法、運動療法、ストレス解消、睡眠不足解消(寝不足は成長ホルモン分泌が低下し脂肪細胞を減少できない。) | |
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| A | 耳鼻咽喉科での診査・治療(鼻炎等鼻由来の病気による影響はないか?) | |
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| B | 外科的療法 | |
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| C | 保存療法
@ CPAP治療
A 歯科的治療〜スリープスプリント | |
ここでは主に「スリープ・スプリント」について説明します。 |
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| スリープスプリントとは、上下の歯列にマウスピースの装置を作製し舌で気道を塞がない様にする装置です。
これにより「いびき」や「睡眠時無呼吸」を改善する事が可能です。
また、来院回数も2〜3回で終了します。 |
歯科医院で行う睡眠時無呼吸症候群の治療は健康保険範囲内で行えます。
但し、歯科医院で睡眠時無呼吸症候群の装置を作成するには医科(耳鼻咽喉科・内科等)で検査の結果、睡眠時無呼吸症候群であるという診療情報提供書(診断書)を持参していただかないと保険診療の適応となりませんのでご注意ください。
まずは医科病院・医科診療所への受診が先になります。
いびきの軽減を図るのであればまずは内科や耳鼻咽喉科にて診査が必要と思います。
治療費は初診から装置装着・調整まで大体15,000円前後です。
患者様のご希望により自費治療として装置を作成する場合は\100,000+消費税となります。 |
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